武蔵野美術大学 美術館・図書館 イメージライブラリー

チャールズ&レイ・イームズ・コレクション

20世紀デザイン界の巨匠による珠玉の映像作品

アメリカのモダンデザインのパイオニアであるチャールズ&レイ・イームズは、新素材の利用と革新的なデザインで近代家具の歴史に大きな進展をもたらし、今なお多くのクリエーターに影響を与え続けています。彼らの仕事は家具のデザインに留まらず、建築や映像制作の分野においても大きな功績を残しています。イメージライブラリーでは、彼らの短編映像を52作品所蔵しています。

アート・ドキュメンタリー

アートをテーマにした新しい映像表現の形

アート・ドキュメンタリーとは、アーティストやその制作過程に迫ったドキュメンタリーや広く美術に関する映画作品も含めた作品のことを意味します。単なる記録映像に留まらず自立した作品としても認められており、フランスやカナダでは古くからアート・ドキュメンタリーに特化した映画祭もあります。イメージライブラリーでは、日本でアート・ドキュメンタリーという言葉を定着させた「ユーロスペース・アート・ドキュメンタリー」シリーズを始め、国内外の優れたアート・ドキュメンタリーをコレクションしています。

NFBアニメーション

カナダ発の傑作アニメーション群

イギリス系、フランス系、エスキモーといった様々な民族が暮らすカナダ。その多様な文化を国民に知らしめるため、1939年に設立された国営の映画制作機関であるNFBでは、映画、ドキュメンタリー、アニメーション、科学映画等を多数製作しています。1941年に映像作家ノーマン・マクラレンが主任に着任したアニメーション部門からは、優れた映像作家たちが輩出されました。イメージライブラリーでは、NFBで制作されたアニメーションを300作品以上収蔵しています。

世界アニメーション映画史

カートゥーン・アニメを中心とした名作選

アニメーション研究者なみきたかし氏の監修により、アメリカのカートゥーン・アニメを中心として、黎明期からトーキー普及にかけてのアニメーションの歴史を展望するDVDシリーズ「世界アニメーション映画史」。フランスのエミール・レイノーが映画誕生以前に制作したプラキシノスコープから、第二次世界大戦時にディズニーが製作したプロパガンダ・フィルムまで、世界各国の重要作品や代表的作家による作品が収められています。イメージライブラリーでは、本シリーズ全30巻を収蔵しています。

アカデミー賞

世界が注目するオスカーの行方

アカデミー賞は、アメリカの映画業界人たちが会員となって運営している映画芸術科学アカデミーが、その一年にロサンゼルス地区で上映された作品の中から選定する映画賞で、各受賞者にはオスカー像が贈られます。世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)以上の長い歴史とマーケットへの強い影響力を持ち、例年、国内外の多くの人びとが賞レースの行方を見守っています。イメージライブラリーでは、各年度のアカデミー賞・作品賞受賞作品を中心として、現在まで高い評価を得ている作品群をコレクションしています。

カンヌ国際映画祭

充実したコンペティションとフィルム・マーケット

カンヌ国際映画祭は、フランス南部の都市カンヌで毎年5月に開催される大規模な映画祭です。オフィシャル・セレクションのコンペティション部門を中心とした各国の映画作品の上映に加えて、併設されているフィルム・マーケットにも多くの映画関係者が集い、配給に関する取引や企画の売り込みなどがおこなわれます。イメージライブラリーでは、各年度の最高賞であるパルム・ドール受賞作品を中心として、現在まで高い評価を得ている作品をコレクションしています。

ヴェネツィア国際映画祭

世界最古の歴史を持つ国際映画祭

ヴェネツィア国際映画祭は、イタリアの都市ヴェネツィアで毎年8月から9月に開催される世界最古の国際映画祭です。ヴェネツィア・ビエンナーレの映画部門として1932年に第1回がおこなわれ、その後ムッソリーニ賞の設立や戦争による開催中止、コンペティション部門の廃止など紆余曲折を経ながらも歴史を重ねていき、現在はカンヌやベルリンと共に世界三大映画祭の一つに数えられています。イメージライブラリーでは、各年の最高賞である金獅子賞受賞作品を中心として、高い評価を得ている作品をコレクションしています。

ベルリン国際映画祭

戦後のドイツで設立された大規模な映画祭

ベルリン国際映画祭は、ドイツの都市ベルリンで毎年2月に開催される映画祭です。戦後の1951年に設立され、1955年に国際映画祭として公認されました。新人監督の発掘に力を入れたり、社会的・政治的な作品が集う傾向があると言われており、第52回(2002年)には宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』がアニメーション作品として初の金熊賞を受賞したことでも話題となりました。イメージライブラリーでは、各年の最高賞である金獅子賞受賞作品を中心として、現在まで高い評価を得ている作品をコレクションしています。

原將人監督作品

映画の起源を探る風景映画

原將人監督は、高校在学中に制作した16ミリ映画『おかしさに彩られた悲しみのバラード』でデビューを果たし、『東京戦争戦後秘話』(大島渚監督)の脚本執筆や風景映画の傑作『初国知所之天皇』の制作、フィルムの特性を活かしたライブ上映など、唯一無二の活動を続けている映画作家です。1997年には『20世紀ノスタルジア』で商業映画に進出し、2015年には複数のメディアをハイブリッドさせた『あなたにゐてほしい Soar』を発表。映画とは何かを追究するその姿勢は後進の作家たちに多くの影響を与えてきました。イメージライブラリーでは、原監督の代表作である『初国知所之天皇』『MI・TA・RI !』『百代の過客』をそれぞれ複数のバージョンでコレクションしています。