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カンヌ国際映画祭

充実したコンペティションとフィルム・マーケット

カンヌ国際映画祭は、フランス南部の都市カンヌで毎年5月に開催される大規模な映画祭です。オフィシャル・セレクションのコンペティション部門を中心とした各国の映画作品の上映に加えて、併設されているフィルム・マーケットにも多くの映画関係者が集い、配給に関する取引や企画の売り込みなどがおこなわれます。イメージライブラリーでは、各年度の最高賞であるパルム・ドール受賞作品を中心として、現在まで高い評価を得ている作品をコレクションしています。

黒いオルフェ

監督/ マルセル・カミュ
ブラジルの詩人ヴィニシウス・デ・モライスの戯曲を映画化した作品。ギリシャ神話の一挿話が、カーニバルを控えたブラジルの首都リオ・デ・ジャネイロを舞台とする現代の物語として語られる。第12回(1959年)のパルム・ドール受賞作。

甘い生活

監督/ フェデリコ・フェリーニ
ひとりのジャーナリスト(マルチェロ・マストロヤンニ)を狂言回しにして、断片的なエピソードの中にローマという街の頻廃や倦怠、喧騒や混沌を寓話的に描き出したフェリーニ監督の代表作。第13回(1960年)のパルム・ドール受賞作。

男と女

監督/ クロード・ルルーシュ
プロのレーサーであるジャンと、映画製作の現場でスクリプターを務めるアンヌ。共に伴侶に先立たれた過去を持つふたりは、子供の通う寄宿学校で出会い、過去の記憶に引きずられながらも互いに惹かれあっていく。第19回(1966年)のパルム・ドール受賞作。

MASH(マッシュ)

監督/ ロバート・アルトマン
朝鮮戦争のさなか、移動野戦外科病院(Mobile Army Surgical Hospital)に配属された医師たちがくりひろげる騒動を描き出したブラック・コメディ。ロバート・アルトマンの出世作で、後にテレビ・シリーズ化もされた。第23回(1970年)のパルム・ドール受賞作。

アンダーグラウンド

監督/ エミール・クストリッツァ
第二次世界大戦中、セルビアの首都ベオグラード。詩人であり共産党員であるマルコと相棒のクロは広大な地下(undergroud)空間に避難民たちをかくまい、戦後も彼らを騙してそこに住まわせ続ける。第48回(1995年)のパルム・ドール受賞作。

[参考]カンヌ国際映画祭・パルム・ドール受賞作品




第1回 1946年
もだえ(アルフ・シェーベルイ)
失われた週末(ビリー・ワイルダー)
地球は赤くなる(ボディル・イプセン、ラウ・ラウリッツェン)
下層都市(チェタン・アナンド)
逢びき(デヴィッド・リーン)
マリア・カンデラリア(エミリオ・フェルナンデス)
偉大な転換(フリードリッヒ・エルムレル)
田園交響楽(ジャン・ドラノワ)
最後のチャンス(レオポルト・リントベルク)
翼のない男たち(フランチシェク・チャープ)
無防備都市(ロベルト・ロッセリーニ)
※1954年まで最高賞は「グランプリ」。

第2回 1947年
※グランプリ該当作品なし

第3回 1949年
第三の男(キャロル・リード)

第4回 1951年
令嬢ジュリー(アルフ・シェーベルイ)
ミラノの奇蹟(ヴィットリオ・デ・シーカ)

第5回 1952年
オーソン・ウェルズのオセロ(オーソン・ウェルズ)
2ペンスの希望(レナート・カステラーニ)

第6回 1953年
恐怖の報酬(アンリ=ジョルジュ・クルーゾー)

第7回 1954年
地獄門(衣笠貞之助)

第8回 1955年
マーティ(デルバート・マン)
※この年から最高賞が「パルム・ドール」と名付けられる。

第9回 1956年
沈黙の世界(ジャック=イブ・クストー、ルイ・マル)

第10回 1957年
友情ある説得(ウィリアム・ワイラー)

第11回 1958年
鶴は翔んでゆく(戦争と貞操)(ミハイル・カラトーゾフ)

第12回 1959年
黒いオルフェ(マルセル・カミュ)

第13回 1960年
甘い生活(フェデリコ・フェリーニ)

第14回 1961年
かくも長き不在(アンリ・コルピ)
ビリディアナ(ルイス・ブニュエル)

第15回 1962年
サンタ・バルバラの誓い(アンセルモ・デュアルテ)

第16回 1963年
山猫(ルキノ・ヴィスコンティ)

第17回 1964年
シェルブールの雨傘(ジャック・ドゥミ)

第18回 1965年
ナック(リチャード・レスター)

第19回 1966年
男と女(クロード・ルルーシュ)
蜜がいっぱい(ピエトロ・ジェルミ)

第20回 1967年
欲望(ミケランジェロ・アントニオーニ)

第21回 1968年
※五月革命のため中止

第22回 1969年
IF もしも…(リンゼイ・アンダーソン)

第23回 1970年
MASH(マッシュ)(ロバート・アルトマン)

第24回 1971年
恋(ジョゼフ・ロージー)

第25回 1972年
労働者階級は天国に入る(エリオ・ペトリ)
黒い砂漠(フランチェスコ・ロージ)

第26回 1973年
雇い人(アラン・ブリッジス)
スケアクロウ(ジェリー・シャッツバーグ)

第27回 1974年
カンバセーション 盗聴(フランシス・フォード・コッポラ)

第28回 1975年
小さな火の歴史(モハメッド・ラクダル=ハミナ)

第29回 1976年
タクシードライバー(マーティン・スコセッシ)

第30回 1977年
父 パードレ・パドローネ(パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ)

第31回 1978年
木靴の樹(エルマンノ・オルミ)

第32回 1979年
地獄の黙示録(フランシス・フォード・コッポラ)
ブリキの太鼓(フォルカー・シュレンドルフ)

第33回 1980年
オール・ザット・ジャズ(ボブ・フォッシー)
影武者(黒澤明)

第34回 1981年
鉄の男(アンジェイ・ワイダ)

第35回 1982年
ミッシング(コンスタンタン・コスタ=ガヴラス)
路(ユルマズ・ギュネイ)

第36回 1983年
楢山節考(今村昌平)

第37回 1984年
パリ、テキサス(ヴィム・ヴェンダース)

第38回 1985年
パパは、出張中!(エミール・クストリッツァ)

第39回 1986年
ミッション(ローランド・ジョフィ)

第40回 1987年
悪魔の陽の下に(モーリス・ピアラ)

第41回 1988年
ペレ(ビレ・アウグスト)

第42回 1989年
セックスと嘘とビデオテープ(スティーブン・ソダーバーグ)

第43回 1990年
ワイルド・アット・ハート(デビッド・リンチ)

第44回 1991年
バートン・フィンク(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)

第45回 1992年
愛の風景(ビレ・アウグスト)

第46回 1993年
さらば、わが愛 覇王別姫(チェン・カイコー)
ピアノ・レッスン(ジェーン・カンピオン)

第47回 1994年
パルプ・フィクション(クエンティン・タランティーノ)

第48回 1995年
アンダーグラウンド(エミール・クストリッツァ)

第49回 1996年
秘密と嘘(マイク・リー)

第50回 1997年
桜桃の味(アッバス・キアロスタミ)
うなぎ(今村昌平)

第51回 1998年
永遠と一日(テオ・アンゲロプロス)

第52回 1999年
ロゼッタ(ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ)

第53回 2000年
ダンサー・イン・ザ・ダーク(ラース・フォン・トリアー)

第54回 2001年
息子の部屋(ナンニ・モレッティ)

第55回 2002年
戦場のピアニスト(ロマン・ポランスキー)

第56回 2003年
エレファント(ガス・ヴァン・サント)

第57回 2004年
華氏911(マイケル・ムーア)

第58回 2005年
ある子供(ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ)

第59回 2006年
麦の穂をゆらす風(ケン・ローチ)

第60回 2007年
4ヶ月、3週と2日(クリスティアン・ムンジウ)

第61回 2008年
パリ20区、僕たちのクラス(ローラン・カンテ)

第62回 2009年
白いリボン(ミヒャエル・ハネケ)

第63回 2010年
ブンミおじさんの森(アピチャッポン・ウィーラセタクン)

第64回 2011年
ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック)

第65回 2012年
愛、アムール(ミヒャエル・ハネケ)

第66回 2013年
アデル、ブルーは熱い色(アブデラティフ・ケシシュ)

第67回 2014年
雪の轍(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)

第68回 2015年
ディーパンの闘い(ジャック・オーディアール)