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ヴェネツィア国際映画祭

世界最古の歴史を持つ国際映画祭

ヴェネツィア国際映画祭は、イタリアの都市ヴェネツィアで毎年8月から9月に開催される世界最古の国際映画祭です。ヴェネツィア・ビエンナーレの映画部門として1932年に第1回がおこなわれ、その後ムッソリーニ賞の設立や戦争による開催中止、コンペティション部門の廃止など紆余曲折を経ながらも歴史を重ねていき、現在はカンヌやベルリンと共に世界三大映画祭の一つに数えられています。イメージライブラリーでは、各年の最高賞である金獅子賞受賞作品を中心として、高い評価を得ている作品をコレクションしています。

羅生門

監督/ 黒澤明
芥川龍之介の短編『薮の中』を原作とする時代劇。平安時代の末期、ある侍の死をめぐって、侍の妻と盗賊と巫女の三人が検非違使の前でそれぞれまったく異なる事件の真相を語り出す。第12回(1951年)の金獅子賞受賞作。

僕の村は戦場だった

監督/ アンドレイ・タルコフスキー
タルコフスキー監督の長編デビュー作。舞台は第二次世界大戦下のソ連。ドイツ軍に故郷の村と家族を奪われた12歳の少年がパルチザンに協力して偵察任務につく様と、平和な日々の記憶が交錯する。第23回(1962年)の金獅子賞受賞作。

グロリア

監督/ ジョン・カサヴェテス
マフィアに狙われている隣家の少年フィルを偶然預かることになったグロリア。子ども嫌いの彼女は事態をまだ飲み込めていないフィルと反目し合うが、追っ手から逃れるうちに、2人の間には特別な友情と愛が芽生えていく。第37回(1980年)の金獅子賞受賞作。

HANA-BI

監督/ 北野武
北野武7作目の監督作品。不治の病に冒された妻を持つ刑事の西は、部下の死をきっかけに職を辞し、さらに多額の借金返済のために銀行強盗を実行。奪った金で妻と最後の旅に出る。第37回(1980年)の金獅子賞受賞作。

長江哀歌

監督/ ジャ・ジャンクー
舞台はダム建設が進む長江の街・奉節(フォンジェ)。16年前に別れた妻子を捜す炭坑夫と、2年前に音信不通となった夫を捜す女、それぞれの夫婦の再会と別れの物語を軸として、この街で懸命に生きる人びとの姿が描かれる。第63回(2006年)の金獅子賞受賞作。

[参考]ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞受賞作品


第1回 1932年
マデロンの悲劇(エドガー・セルウィン)※感動的な映画賞
自由を我等に(ルネ・クレール)※楽しい映画賞
ジキル博士とハイド氏(ルーベン・マムーリアン)※独創的な映画賞

第2回 1934年
ドン・ファン(アレクサンダー・コルダ)※ムッソリーニ杯・最優秀映画賞
Teresa Confalonieri(グイド・ブリニョーネ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
アラン(ロバート・J・フラハティ)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

第3回 1935年
おもかげ(カルミネ・ガローネ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
アンナ・カレニナ(クラレンス・ブラウン)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

第4回 1936年
リビヤ白騎隊(アウグスト・ジェニーナ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
Der Kaiser von Kalifornien(ルイズ・トレンカー)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

第5回 1937年
シピオネ(カルミネ・ガローネ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
舞踏会の手帖(ジュリアン・デュヴィヴィエ)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

第6回 1938年
空征かば(ゴッフレード・アレッサンドリーニ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
民族の祭典/美の祭典(オリンピア)(レニ・リーフェンシュタール)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

第7回 1939年
Abuna Messias(ゴッフレード・アレッサンドリーニ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞

イタリア=ドイツ映画祭 1940年
白夜の果てに(グスタフ・ウィッキイ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
L’assedio dell’Alcazar(アウグスト・ジェニーナ)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

イタリア=ドイツ映画祭 1941年
La corona di ferro(アレッサンドロ・ブラセッティ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
世界に告ぐ(サム・ウッド)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

イタリア=ドイツ映画祭 1942年
Bngasi(アウグスト・ジェニーナ)※ムッソリーニ杯・最優秀イタリア映画賞
偉大なる王者(ファイト・ハーラン)※ムッソリーニ杯・最優秀外国映画賞

1946年
南部の人(ジャン・ルノワール)※最優秀映画賞

第8回 1947年
Sirena(カレル・シュテクリー)※グランプリ

第9回 1948年
ハムレット(ローレンス・オリヴィエ)※グランプリ

第10回 1949年
情婦マノン(アンリ=ジョルジュ・クルーゾー)※この年から最高賞が「金獅子賞 Leone d’Oro」と名付けられる。

第11回 1950年
裁きは終りぬ(アンドレ・カイヤット)

第12回 1951年
羅生門(黒澤明)

第13回 1952年
禁じられた遊び(ルネ・クレマン)

第14回 1953年
※該当作品なし

第15回 1954年
ロミオとジュリエット(レナート・カステラーニ)

第16回 1955年
奇跡(御言葉)(カール・テオドール・ドライヤー)

第17回 1956年
※該当作品なし

第18回 1957年
大河のうた(サタジット・レイ)

第19回 1958年
無法松の一生(稲垣浩)

第20回 1959年
ロベレ将軍(ロベルト・ロッセリーニ)
戦争・はだかの兵隊(マリオ・モニチェリ)

第21回 1960年
ラインの仮橋(アンドレ・カイヤット)

第22回 1961年
去年マリエンバートで(アラン・レネ)

第23回 1962年
僕の村は戦場だった(アンドレイ・タルコフスキー)
家族日誌(バレリオ・ズルリーニ)

第24回 1963年
都会を動かす手(フランチェスコ・ロージ)

第25回 1964年
赤い砂漠(ミケランジェロ・アントニオーニ)

第26回 1965年
熊座の淡き星影(ルキノ・ヴィスコンティ)

第27回 1966年
アルジェの戦い(ジッロ・ボンテコルヴォ)

第28回 1967年
昼顔(ルイス・ブニュエル)

第29回 1969年
サーカス小屋の芸人たち 処置なし(アレクサンダー・クルーゲ)

第30回 1969年
※金獅子賞の選出なし

第31回 1970年
※金獅子賞の選出なし

第32回 1971年
※金獅子賞の選出なし

第33回 1972年
※金獅子賞の選出なし

第33回 1972年
※金獅子賞の選出なし

1973年
※コンペティション中止

1974年
※コンペティション中止

第34回 1975年
※コンペティション中止

第35回 1976年
※コンペティション中止

1977年
※コンペティション中止

1978年
※コンペティション中止

第36回 1979年
※金獅子賞の選出なし

第37回 1980年
グロリア(ジョン・カサヴェテス)
アトランティック・シティ(ルイ・マル)

第38回 1981年
鉛の時代(マルガレーテ・フォン・トロッタ)

第39回 1982年
ことの次第(ヴィム・ヴェンダース)

第40回 1983年
カルメンという名の女(ジャン=リュック・ゴダール)

第41回 1984年
太陽の年(クシシュトフ・ザヌーシ)

第42回 1985年
冬の旅(アニエス・ヴァルダ)

第43回 1986年
緑の光線(エリック・ロメール)

第44回 1987年
さよなら子供たち(ルイ・マル)

第45回 1988年
聖なる酔っぱらいの伝説(エルマンノ・オルミ)

第46回 1989年
悲情城市(ホウ・シャオシェン)

第47回 1990年
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(トム・ストッパード)

第48回 1991年
ウルガ(ニキータ・ミハルコフ)

第49回 1992年
秋菊の物語(チャン・イーモウ)

第50回 1993年
トリコロール 青の愛(クシシュトフ・キェシロフスキ)
ショートカッツ(ロバート・アルトマン)

第51回 1994年
ビフォア・ザ・レイン(ミルチョ・マンチェフスキー)
愛情萬歳(ツァイ・ミンリャン)

第52回 1995年
シクロ(トラン・アン・ユン)

第53回 1996年
マイケル・コリンズ(ニール・ジョーダン)

第54回 1997年
HANA-BI(北野武)

第55回 1998年
いつか来た道(ジャンニ・アメリオ)

第56回 1999年
あの子を探して(チャン・イーモウ)

第57回 2000年
チャドルと生きる(ジャファール・パナヒ)

第58回 2001年
モンスーン・ウェディング(ミラ・ナイール)

第59回 2002年
マグダレンの祈り(ピーター・マラン)

第60回 2003年
父、帰る(アンドレイ・ズビャギンツェフ)

第61回 2004年
ヴェラ・ドレイク(マイク・リー)

第62回 2005年
ブロークバック・マウンテン(アン・リー)

第63回 2006年
長江哀歌(ジャ・ジャンクー)

第64回 2007年
ラスト、コーション(アン・リー)

第65回 2008年
レスラー(ダーレン・アロノフスキー)

第66回 2009年
レバノン(サミュエル・マオズ)

第67回 2010年
SOMEWHERE(ソフィア・コッポラ)

第68回 2011年
ファウスト(アレクサンドル・ソクーロフ)

第69回 2012年
嘆きのピエタ(キム・ギドク)

第70回 2013年
ローマ環状線、めぐりゆく人生たち(ジャンフランコ・ロッシ)

第71回 2014年
実存を省みる枝の上の鳩(ロイ・アンダーソン)

第70回 2015年
Desde Alla(ロレンソ・ビガス)