
キートンの蒸気船(キートンの船長)
キートンノジョウキセン(キートンノセンチョウ)
Steamboat Bill,Jr.
Steamboat Bill,Jr.
ジャンル GENRE | 外国映画/Foreign Film,コメディ |
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製作国 COUNTRY | アメリカ/U.S.A. |
公開年 RELEASE DATE | 1928 |
作品分数 RUNTIME | 69MIN |
カラー COLOR | B&W |
オリジナル音声 LANGUAGE |
サイレント/Silent |
概要 | ミシシッピ川に新型蒸気船キング号が就航した。オーナーは銀行の頭取、ホテルの経営なども務めるJ・J・キング。古い蒸気船ジャクソン号の船長ビルは、強大な商売敵の出現におもしろくない。そんな折、赤ん坊の頃に別れたきりだった息子ウィリー(キートン)が、学校卒業を機にボストンから会いに来ることになった。大男のビルは、息子もさぞかし立派な男に成長しただろうと、期待を胸に駅へと出迎えに行く。カーネーションが目印だったのだが、当日は母の日で、誰も彼もが胸にカーネーションをつけている。ようやくめぐり合えた息子は何とも頼りなげな小男だった。ビルは、息子の都会的で気障な口髭やベレー帽が気に食わない。しかもウィリーは商売敵キングの娘・キティと恋仲だったのだ。両方の親から交際を反対されてしまったウィリーは、見習いとして父親の船で働くことになるが、仕事に身が入らずドジばかり。ビルはウィリーをボストンに帰らせることを決意する。ところが、ジャクソン号は老朽化のために営業停止命令が出され、しかもキングに殴りかかったビルは警察に逮捕されてしまう。頼りなかったウィリーは一念発起。脱獄道具を仕込んだ食パンをビルに差し入れるために、拘置所を訪れるのだった。しかしその頃、町には大嵐が接近しようとしていた…。 バスター・キートン・プロダクションにとって最後となった長編10作目の無声喜劇。感動的な親子再会の夢破れ、軟弱な息子に対する父親の落胆ぶりが可笑しい。暴風雨で町がもみくちゃにされるシーンは迫力満点。家の壁一面がキートンめがけて倒壊したり、暴雨に向かって前進したりと、キートンの身体を張ったギャグも絶妙だ。すがりついた木もろとも空へと吹き飛ばされたりするシーン等、一部合成によって描写されている。ちなみに同年には本作のパロディともいえる、ミッキーマウスのデビュー作であるアニメーション作品『蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)』が公開された。 |
人名 スタッフ/STAFF |
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キャスト/CAST |
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