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間:竜安寺石庭の時/空間

マ:リョウアンジセキテイノトキ/クウカン
Ma:Space/Time in the Garden of Ryoan-Ji

 
ジャンル
GENRE
アート映像・実験映像/Experimental Film
制作国
COUNTRY
日本/Japan
制作年
YEAR
1989
作品分数
RUNTIME
16MIN
カラー
COLOR
Color
オリジナル音声
LANGUAGE
セリフなし/No Dialogue
概要 メトロポリタン美術館とゲティ財団の共同出資による芸術団体「THE PROGRAM FOR ART OF FILM」が企画した「Film on Art/Art on Film」は、その名の通り「アートについての映画」であると共に「映画におけるアート」であることをも目指す試みで、古典的絵画や有名建築などの芸術作品をテーマとして、映像作家と専門家・研究者がタッグを組み、ひとつの映画作品を制作するという枠組が定められていた。
そのシリーズのひとつである本作『間:竜安寺石庭の時/空間』は、映像作家の飯村隆彦と建築家の磯崎新が協働して、京都の竜安寺石庭をテーマに制作を行った映画である。磯崎は作中に登場するテキストを執筆し、音楽はタージ・マハル旅行団などで知られる作曲家・演奏家の小杉武久が担当した。
飯村はまず、「間」というものを「時間と空間の未分化な状態」と定義する(作品ノート「間:竜安寺石庭の時/空間」、『飯村隆彦のメディア・ワールド(2)』所収、1993年。なお、本稿の記述はすべてこの文献に基づく)。そして、その状態を可視化するために選択されたのが「移動撮影」——しかも「ゆっくりした移動」——である。飯村は、石庭という不動の対象をゆっくりとした移動のなかで撮影することによって、観賞者に「空間の継続性」と「時間の経過」を示すことができると考えたのだ。石庭を左から右へと均一な速度で移動するカメラの運動や個々の石にズームしていくカメラの運動、その反復によって目指されているのは、「間」という概念についての映画による解説ではなく、映画を観賞する経験それ自体が「間」の経験になることなのである。
なお本作はアメリカやヨーロッパの映画祭に出品され、ユネスコ国際美術映画祭では「建築」賞を受賞している。本作に関連する飯村の作品としては、メイキング風景を収めた『The Making of<MA> in Ryoan-ji』、同じく「間」という概念を扱った『Ma(Intervals)』、本作にさらに手を加えた『MA:The Stones Have Moved』があり、いずれもDVD「MA/間,A Japanese Concept」に収録されている。
作品キーワードビデオアート,岩
人名
STAFF・CAST
飯村 隆彦/Takahiko Iimura 監督/DIRECTOR,演出,制作
磯崎 新/Arata Isozaki テキスト
小杉 武久/Takehisa Kosugi 音楽
 
この作品が収録されている資料
  タイトル TITLE ジャンル GENRE
DVD MA/間,A Japanese Concept
Ma/A Japanese Concept
アート映像・実験映像/Experimental Film
VHS 間:竜安寺石庭の時/空間
Ma:Space/Time in the Garden of Ryoan-Ji
アート映像・実験映像/Experimental Film