キック・ザ・ワールド
Kick the World / Kikkuzawarudo
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映像作家のかわなかのぶひろが「ビデオは音」というコンセプトのもとに制作したのがこの『キック・ザ・ワールド』である。フィルムに対するビデオカメラの特性は、映像と音声が分ちがたく結びついていることだと考えたかわなかは、カメラに広角レンズを装着し、空き缶を蹴って転がす足元(と、缶がカラカラと転がっていく音)をノーカットで撮影・記録することでひとつの作品とした。撮影は静岡県の三保文化ランドで行われており、カメラは所々で、園内に設置された凱旋門やエッフェル塔など世界中の有名建築のミニチュアを捉える。缶が転がる音に混ざって、各ミニチュアのもとになった建築について説明する音声ガイドの声や、子供たちの声が聞こえてくる。点在するミニチュアの傍を通り過ぎていくかわなかの主観ショットは、さながら巨人の世界旅行のようである。
作品キーワード:ビデオアート
Staff
かわなか のぶひろ/Nobuhiro Kawanaka 監督/Director