白くまになりたかった子ども
The Boy Who Wanted to Be a Bear / Drengen der ville gøre det umulige
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狼の群れに追われ、極北の氷原を走るシロクマの夫婦。2匹は狼から逃げきるが、臨月の母クマはお腹の子を死産してしまう。一方、イヌイットの夫婦のもとに男の赤ちゃんが生まれた。その子は遠くで鳴くクマの声にちなんで「チビクマ」と名づけられた。ところが、悲しみに暮れる母クマのために、父クマはイヌイットのもとから赤ちゃんをさらってきてしまう。差し出された人間の赤ちゃんに最初は知らんぷりをしていた母クマだったが、やがてチビクマをやさしく抱き寄せるのだった。こうしてチビクマは、クマとして育てられていく。ところがある日、チビクマは本当の父親に発見され、人間の世界に連れ戻される。しかし新しい生活になじむ事ができなかったチビクマは、やがて本当のクマになることを夢見るようになるのだった…。 デンマークのアニメーションの巨匠、ヤニック・ハストラップがイヌイットに伝わる神話をもとに描いた美しいファンタジー。制作スタッフは何度もグリーンランドを訪れ、神秘的な物語の中に、厳しい自然と共に生きる人間とシロクマとの姿をリアルに描き上げた。
作品キーワード:エスキモー
Staff
ヤニック・ハストラップ/Jannik Hastrup 監督/Director
マリー・ブロ/Marie Bro 総指揮/Executive Producer
ディディエ・ブリュネール/Didier Brunner 総指揮/Executive Producer
ベン・ハレー/Bent Haller 原作/Original Work
ミシェル・フェスレール/Michel Fessler 脚本/Screenplay
ブリュノ・クーレ/Bruno Coulais 音楽/Music
MATERIALS CONTAINING TITLE