ワン・フォはいかにして助けられたか
How Wang-Fo Was Saved / Comment Wang-Fo fut sauvé
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『ガンダーラ』と同時期に制作されたルネ・ラルーの最後の監督作であるセル・アニメーション。原作はフランスの女性作家マルグリット・ユルスナールの短編集「東方綺譚」の中に収録されている「老絵師の行方」。舞台は昔の中国だが、欧米人らしい東洋の描写が、無国籍で妖しげな雰囲気を作品にもたらしている。 イメージで美しい絵を描く中国で随一の絵師、ワン・フォは、彼に仕える青年とともに、皇帝に捕らえられた。皇帝はワン・フォを憎み、処刑を考えているが、彼にはその理由が思い当たらない。皇帝は、幼い頃からワン・フォの絵で埋め尽くされた部屋に閉じ込められて育ったという。初めて外の世界に出た皇帝は、世界は絵画のように美しくはないことに愕然とする。現実の世界に失望した皇帝は、そのためにワン・フォを憎んでいるというのだ。ワン・フォが処刑されそうになり、彼をかばおうと刀を持って進み出た青年は斬首されてしまう。最後に、皇帝はワン・フォに未完成の絵を完成させようと彼に筆を持たせる。皇帝の前でワン・フォがその海の絵を完成させた時、何と絵の中の一艘の船が動き出し、宮殿の床からは海水が湧き出てきたのだった…。
作品キーワード:馬車,酒場,首吊り自殺,画家
Staff
ルネ・ラルー/Rene Laloux 監督/Director
ルネ・ラルー/Rene Laloux 脚色/Adapted Screenplay
マルグリット・ユルスナール/Marguerite Yourcenar 原作/Original Work
フィリップ・カザ/Philippe Caza アニメーター/Animator(原画)
ガブリエル・ヤレド/Gabriel Yared 音楽/Music
MATERIALS CONTAINING TITLE