砂漠地帯に位置する寂しい町に、みすぼらしい格好をした一人の旅行者が現れた。彼は酒場を訪れ酒を注文しようとするが、店の者は姿を見せない。それどころか町には誰一人存在せず、町は突然打ち捨てられたかのようだ。男はそれをいいことに町の美術館から美術品を盗み出したり、街並に赤いペンキで落書きしたりと色々ないたずらをする。だが、実は町の広場には投下された爆弾が不発のまま残っており、町から離れた小高い丘に避難していた町の住人たちは、男の所業を望遠鏡で監視していたのだった…。

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