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作品は最初、セルロイドのフィルムが縦、横に伸縮する映像で始まる。やがてそこに映し出された女性が目を覚ますと、現実の中に置かれた非現実的なセットの中で男女の物語が始まる。カメラは固定されており、それはセットそのものが左右に動くことで映し出される。さらにカメラはこのセット空間に入り込みこの男女のドタバタ振りを記録するが、ズームで捉えられた映像では、非現実的なセットとの間のガラス板まで映し込み、最終的にこのセットは破壊され、カメラはセットの壁までも突き破ってしまう。やがてカメラは様々な景色を浮遊するように捉え、それらの短いカットのイメージは、ドラムの短調なリズムに乗って次々と移り変わっていく。スノウはこの作品でPRESENTS、つまり現実の瞬間をフィルムの構造性に置き換え、不可逆性を指し示している。
作品キーワード:構造映画
Staff
マイケル・スノウ/Michael Snow 監督/Director