影絵を使ったアニメーション作家ロッテ・ライニガーが、アラビアン・ナイトより『魔法の馬』をモチーフに制作したアニメーション作品。 カリフ（王）の誕生日のお祝いに、魔法使いは空飛ぶ馬に乗ってカリフの前にあわられる。それを気に入ったカリフは買い取ろうとするが、魔法使いは「この馬にはアクメッド王子が乗っては…」と提案する。その言葉の通り王子が馬にまたがると、馬は空高く舞い上がるが、王子は降りる術を知らない。やっと降りる方法がわかった王子が降りたのは妖精の島であった。そこには妖精の羽衣を奪った者は姫をとりこにすることができるという言い伝えがあった。妖精に恋をしたアクメッドはバクダッドにつれて帰ろうとするが、王子を見つけた魔法使いは、空飛ぶ馬を奪おうとする。妖精の従者によって無事馬を奪い返した王子は、バクダッドに戻り妖精は王女として迎えられる。

作品キーワード：影絵アニメーション，切り紙アニメーション