原作はジョン・W・キャンベルJr.の『影が行く』。 北極の科学研究所は、謎の飛行物体が墜落して以来磁力計が狂っていることを発見し、アラスカ防衛軍に報告する。司令部のヘンドリー大尉は、研究所のキャリントン博士を伴って落下地点に向かい、氷に埋もれた巨大な円盤を発見する。熱爆弾で掘り起こそうとしたため円盤は大破してしまい、一行は放り出された＜物体＞を研究所に持ち帰った。その夜、＜物体＞は監視役の男と犬を殺して逃げ去った。残骸の一部を調査したキャリントン博士は、この＜物体＞が遊星から飛来した植物組織の生物で、人間の血を養分に凄まじい勢いで成長するパワーを秘めていることを突き止めた。しかも、この残骸の一部も成長する速度が早く、ヘンドリー大尉は人類を守るためにも即刻＜物体＞を撃滅しようとするが、キャリントン博士は重要な研究資料として培養すると主張するのだった。しかし、＜物体＞は研究所の温室に根をおろし、所員を攻撃し始める…。

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