蒲田行進曲
Fall Guy / Kamatakoshinkyoku
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「銀ちゃん」こと倉岡銀四郎は東映の花形スターで、京都撮影所で制作中の映画『新撰組』では主役の土方歳三を演じている。ある時彼は、人気女優であり恋人である水原小夏が妊娠したことを知るが、自らの出世のために、彼を慕っていた大部屋役者のヤスに小夏を押しつけてしまう。小夏のファンであったヤスは結婚を承諾。生まれてくる子どものために、危険なスタントマンの仕事を次々と引き受け、生傷だらけになって働いた。当初はヤスを拒んでいた小夏であったが、ヤスの懸命な姿を見るうちに次第に彼の優しさに惹かれてゆくのだった。そんな中、仕事に行き詰った銀ちゃんが失踪し、映画撮影は中断してしまう。そこでヤスは銀ちゃんを元気づけるため、そして映画を完成させるために、池田屋の「階段落ち」を引き受ける決心をする。「階段落ち」とは、池田屋に討ち入った土方歳三に斬り落とされ、10メートルもの高さの階段を転がり落ちていくスタント・シーンのこと。映画のクライマックスであり、ふだんは見せ場のない大部屋役者が主役になれる唯一の機会であるが、最悪の場合は死に至るほどのリスクを伴う。ヤスは銀ちゃんと小夏のために、中止も検討されていたこの命がけのスタントに挑むのだった……。 原作はつかこうへいによる戯曲『蒲田行進曲』。つか自身が映画化のために脚本を執筆し、深作欣二が監督を任された。本作の配給は松竹で、かつて東京に実在した「蒲田撮影所」も松竹の撮影所であるが、映画化に際して選ばれたロケ地は東映の京都撮影所であった。これは元々つかが、「蒲田行進曲」というタイトルを付けながらも、物語に関しては時代劇全盛期の東映京都撮影所をモチーフにして戯曲を書いたためである。なお、蒲田撮影所をモチーフにした映画には、同作の4年後に制作された『キネマの天地』(山田洋次監督、1986年)がある。
Staff
深作 欣二/Kinji Fukasaku 監督/Director
角川 春樹/Haruki Kadokawa 製作/Producer
佐藤 雅夫/Masao Sato 製作/Producer
斎藤 一重/Kazushige Saito 製作/Producer
小坂 一雄/Kazuo Kosaka 製作/Producer
つか こうへい/Kouhei Tsuka 原作/Original Work
つか こうへい/Kouhei Tsuka 脚本/Screenplay
北坂 清/Kiyoshi Kitasaka 撮影/Cinematography
Cast
松坂 慶子/Keiko Matsuzaka 出演/CAST
平田 満/Mitsuru Hirata 出演/CAST
風間 杜夫/Morio Kazama 出演/CAST
岡本 麗/Rei Okamoto 出演/CAST
蟹江 敬三/Keizo Kanie 出演/CAST
原田 大二郎/Daijiro Harada 出演/CAST
高見 知佳/Chika Takami 出演/CAST
志穂美 悦子/Etsuko Shihomi 出演/CAST
真田 広之/Hiroyuki Sanada 出演/CAST
千葉 真一/Shinichi Chiba 出演/CAST
MATERIALS CONTAINING TITLE