顕微鏡で珍種の細菌を発見したマックスの知人の科学者。しかしココと子犬のビンボーは「大好き菌」「大嫌い菌」を使って人々の感情をあべこべにするいたずらを繰り広げるのだった。さらに科学者は「歌い菌」、マックスは「戦い菌」に冒されてしまい…。 インク壺から現われ、インク壺へと帰っていく道化師ココの活躍を描いたフライシャー最初期の「インク壷」シリーズの1作である。制作者のマックス・フライシャーが開発したロトスコープ技法で描かれたココと、実写の映像（アニメーターはマックス自身が演じている）が合成されている。ロトスコープとは実写で撮影された映像を1コマずつトレースしていく技法で、手書きの絵にリアルな動きを作り出すことが出来る。