生物的サイクル No.1,No.2,No.5(抜粋)
Biological Cycle No.1,No.2,No.5(Excerpt)
Genre
Country
Release Date
Runtime
Color
Language
Additional
Information
本作は、中島興が1970年から制作を続けている作品である。まず中島は、長男の誕生を記念して映像作品(No.1)を作成した。これは、スタジオでロボットや鶴、ひとなどの対象を撮影し、そのフィルムの上に直接マジックインキで着色したものである。そして彼はこの映像のうえに、その時々のアナログ・エフェクトやデジタル・エフェクトを掛けて、「No.1」を加工した作品を「No.2」、「No.2」をさらに加工して「No.3」、というように、次々に新たなバージョンをつくりだしていく。そして、それらの映像を順につなげていったのが、この『生態学的サイクル』なのである。こうすることで、ある映像が繰り返される変化(サイクル)のなかで生物のように生成し、成長していく様子を捉えることができる(プロセス)のだと中島は述べている(展覧会カタログ『初期ビデオアート再考』、2006年、p.16)。
作品キーワード:ビデオアート
Staff
中嶋 興/Ko Nakajima 監督/Director
MATERIALS CONTAINING TITLE