ラプス・コミュニケーション
Lapse Communication / Rapusu komyunikeshon
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本作は、美術家の小林はくどうが「人間はビデオによって賢くなれるか」という関心から制作した観客参加型の作品である。最初に、参加者のひとりがビデオカメラの前で動作をする。次に、それを記録したビデオを二人目の参加者に見てもらい、ビデオカメラの前で、記憶を頼りに同じ動作を再現してもらう。そしてその動作を記録したビデオを三人目の参加者に見てもらい……というように、ビデオを用いた「伝言ゲーム」の要領で、動作の録画と再生、再現を繰り返していくのである。小林によれば、この試みの背景には、「何度ダビングしても情報は変わらない」ビデオと「人間は同じメディアになりえるのか」という問題意識があるという(展覧会カタログ『初期ビデオアート再考』、2006年、p.30)。
作品キーワード:ビデオアート,複製
Staff
小林 はくどう/Hakudo Kobayashi 監督/Director