村岡三郎、植松奎二、河口龍夫のコラボレーションによる作品。テレビ放送を前提として制作され、実際に1973年にNHK神戸のローカル番組「兵庫の時間」で放映された。「見ること1」から「見ること6」までの6部構成となっており、それぞれ、テレビに直接絵を描いていく、テープを貼り付けていく、ハンマーで破壊する、土に埋める、海に流すなど、テレビの物質性についての思考を促すようなパフォーマンスが行われた。その過激な映像に放映当時は苦情が殺到したという。なお本作のオリジナルはカラーであるが、マスターテープを紛失してしまっているため、DVD『初期ビデオアート再考』や『ヴァイタル・シグナル　日本の初期ビデオアート』に収録されているのはモノクロである。また、両DVDに収められているのは11分の「抜粋版」である（オリジナルは12分30秒）。

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