1933年、「ベティ・ブープ」シリーズの中でデビューし、その後フライシャー・スタジオを代表するスター・キャラクターとなった「ポパイ」。通常のポパイ・シリーズはモノクロでフィルム1巻分であるが、本作はカラー2巻で製作された3本のスペシャル作品のうちの第一回作品である。アラビアンナイトの一挿話「シンドバッドの冒険」をモチーフにしている。 ポパイの宿敵ブルート扮する＜船乗りシンドバッド＞は、数々の航海の中で打ち負かしてきた怪物たちを従え、孤島に君臨してきた。ある日その島に船乗りポパイと恋人オリーブ、ウィンピーの乗った船が接近。シンドバッドは巨鳥を差し向けて、オリーブを誘拐してしまうのだった。 巨鳥の離陸シーンや洞窟のシーンではミニチュアのセットが使用され、迫力ある演出がなされている。

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