ニジェール共和国のヤタカラ地方からマリにかけてのサバンナ地帯に暮らす彼らは、かつて黒人の国・ソンガイ帝国を築いた人びとの末裔である。ソンガイ人のなかにはガオと呼ばれる集団が居り、彼らのあいだでは古くからライオン狩りが世襲で受け継がれている。ガオは樹木や茂みに隠れているライオンを見つけ出し、弓を射て仕留めようとする。 映画作家・文化人類学者のジャン・ルーシュが、『ライオン狩り』（1967年）と同様に、ソンガイ人の一集団ガオによる狩猟や儀式を記録した作品である。

作品キーワード：シネマ・ヴェリテ，映像人類学