写真家ウィリアム・クラインが、1968年にフランスで巻き起こった「5月革命」をとらえたドキュメンタリー。 「五月革命」は、ソルボンヌにおける学生の弾圧から始まり、何百万人ものストライキ、デモ、バリケード、工場占拠などの運動に広がりフランス全土を揺り動かした。当時、アメリカ帝国主義と消費社会を風刺した『ミスター・フリーダム』の製作中だったウィリアム・クラインは、ソルボンヌを中心にこの出来事と参加者の発言を記録、その10年後に2部構成の本作『革命の夜、いつもの朝』を発表した。ソルボンヌ構内、占拠された国立劇場オデオン座、路上など、いたるところで繰り広げられる果てしない論争、デモ行進、UNEF（フランス全学連）の会議の様子などを克明に記録することによって「五月革命」をストレートに伝えている。

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