ノーマン・マクラレンの1940年代の多くの作品で採用された切り紙（カットアウト）アニメーションの技法を紹介する短編ドキュメンタリー。マクラレンは「つぐみ－小鳥のファンタジー」のテストフィルムを制作時、ドローイングによる制作に満足な結果が得られなかったことから、より単純な技法で予算もかからない切り紙アニメーションをNFB（カナダ国立映画制作庁）に導入した。イブリン・ランバートやルネ・ジョドワンなどNFBの作家達も多用したこの技法は、その幅広い表現方法によってこんにちに至るまで多くの作品が制作されている。