カール・テオドール・ドライヤーが制作した短編作品。デンマーク癌予防協会が、癌に関する知識を広める手段として映画を用いることを思いつき、デンマーク政府映画コミッティーに依頼して制作が行われた。ドライヤーは癌予防協会から提供された資料や、作中にも登場する癌治療の専門医カール・クレプス博士の助言に基づいて、脚本を制作した。 本作はドライヤーの死後1968年まで、彼の作品であることが知られていなかった。何らかの理由で本作に不満を持っていたドライヤーが、自らが監督・脚本をつとめたことを公表しないように指示し、フィルムにも名前を掲載することを拒否したためである。

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