ミシシッピ州の刑務所から脱獄してきたボウイは、ある時キーチという少女と出会い恋に落ちる。ボウイとキーチは幾度も銀行強盗を働き、南部の貧しい庶民の中にはそんな二人に共感する者もいたが、逃避行を続ける彼らの行く先には悲惨な結末が待ち構えていた……。 1937年にエドワード・アンダーソンが発表した小説『Thieves like Us』を原作として、ニコラス・レイが監督した犯罪映画。ボウイとキーチのモデルとなったのは、1930年代前半、不況下のアメリカ中西部で銀行強盗を繰り返した伝説的なカップル・ボニーとクライドである。なお、1974年にはロバート・アルトマンがリメイク作『ボウイ&キーチ』を発表した。