出光真子が手がけた初のビデオ作品。使用済みのタンポンがトイレに落とされた様子を記録した映像に、「女のお子さんです。おめでとうございます」という男の言葉から始まり、延々と女の子をどう育てるべきかについて説明するナレーションがかさねられる。このナレーションは、『女の子の躾け方』（浜尾実、光文社、1972年）を参考にして、出光自身が書いたものだという。英語タイトル（What a Woman Made）にあるように、「女」（あるいは「女性らしさ」というもの）が社会的にどのようにつくりあげられるのかを問うた作品である。

作品キーワード：ビデオアート，ジェンダー，フェミニズム，女性