陸軍
Army (The Army) ／ Rikugun
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陸軍省の後援による国策映画として、1943年から翌年にかけて朝日新聞に連載された火野葦平の同名原作小説を木下惠介が映画化。幕末から明治にかけて、三代に渡って日本の陸軍と関わりを持った九州の高木家を巡る物語である。母が出征する息子を駅で見送る姿を長回しの移動撮影によって捉えたラストシーンは、木下自身「一番力こぶを入れた」と語る本作のクライマックスで、福岡の目抜き通りを通行止めにして多数の一般人の協力を得て撮影が為された（DVD「木下惠介第1集」解説書を参照）。しかしこのシーンは反戦を煽るものとして問題となり、太平洋戦争の集結まで木下は映画の仕事をすることが出来なくなったという。
Staff
木下 惠介/Keisuke Kinoshita 演出/Director
木下 惠介/Keisuke Kinoshita 監督/Director
火野 葦平/Ashihei Hino 原作/Original Work
池田 忠雄/Tadao Ikeda 脚色/Adapted Screenplay
武富 善男/Yoshio Taketomi 撮影/Cinematography
本木 勇/Isamu Motoki 美術/Art Direction
Cast
笠 智衆/Chishu Ryu 出演/CAST
田中 絹代/Kinuyo Tanaka 出演/CAST
東野 英治郎/Eijiro Tono 出演/CAST
上原 謙/Ken Uehara 出演/CAST
三津田 健/Ken Mitsuda 出演/CAST
杉村 春子/Haruko Sugimura 出演/CAST
星野 和正/Kazumasa Hoshino 出演/CAST
MATERIALS CONTAINING TITLE
