映像作家のSaul Levineが、劇団「リビングシアター」に参加して彼らと共に西海岸を旅していた友人Pati Tanaka Blaneyのために制作した作品。冬のマサチューセッツで雪遊びをする子供たち、木の枝にとまっている小鳥、雪かきをする男などが捉えられている。矢継ぎ早に切り替わっていくショットは手ブレやノイズが激しく、不鮮明である。これはジョナス・メカスの日記映画と同様に、正確な記録であろうとするよりも記憶の断片を映し出すようなものとして映画を撮る試みなのだと言えるだろう。

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