最新の科学の知見に基づいて、誕生してから人類が登場するまで、大変動を繰り返してきた地球の姿を描き出したドキュメンタリー・シリーズの第4集。ナビゲーターをつとめるのは俳優の山崎努。 本作では、2億5000万年前に起こった巨大噴火による生物の大量絶滅を取り上げる。地球の中心部から「スーパーブルーム」と呼ばれる直径1000kmの火の玉がわき上がり、地球史上最大級の火山噴火が発生。95％の生物が死滅するという大事件であった。二酸化炭素の増加や、メタンガスの発生による温暖化と低酸素状態といった環境の激変に対応するため、人間の直系の祖先である哺乳類型爬虫類は横隔膜を発達させて呼吸効率を改善。胎生で出産して母乳で育てる哺乳類へと進化していく。 2005年フランス ジュール・ベルヌ映像祭・最優秀科学アドベンチャー賞を受賞。