ホセ・ルイス・ゲリン監督が、2010年12月15日から2011年4月24日にかけてセゴビアのエステバン・ビセンテ現代美術館に展示したインスタレーション『コリントスの女』を再構成した短編作品。博物学者・大プリニウス（ガイウス・プリニウス・セクンドゥス）が著した『博物誌』の「絵画の起源」についての記述を踏まえ、テキストと、影をモチーフとしたモノクロの映像が綴られていく。 展示の際には、映画フィルムの1秒24コマを意識した24編の映像（各映像は10秒から3分程度）が同時に映写されていたが、本作ではそれらの映像を2部構成でリニアにまとめている。

作品キーワード：影