支那事変後方記録・上海
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亀井文夫が、1937年に起きた第二次上海事変後の上海を撮影した記録映画。『北京』『戦ふ兵隊』と併せて、亀井による「記録映画3部作」と呼ばれている。当時の日本の軍国主義政策のもと、数々のニュース・記録映画製作会社を統合して設立された社団法人日本映画社(日映)の製作による戦記映画である。 本作では、各国の国旗が掲げられ、時計台の鐘が鳴り響く一見のどかな風景や、日本人学校の生徒たちや日本人の墓、襲撃について語る日本兵などが映し出される。それは日本の侵略戦争を正当化しているようにも見えるが、一方で亀井は、爆撃を受けて無惨な姿となった街並のショットや、日本軍の大規模な市内行進に対して上海市民が投げかける——決して「歓迎」ではない——醒めた表情を捉えたショットなど、敗戦国上海の状況をしっかりと見つめている。
作品キーワード:軍艦,兵隊
Staff
亀井 文夫/Fumio Kamei 監督/Director
亀井 文夫/Fumio Kamei 編集/Film Editing
三木 茂/Shigeru Miki 撮影/Cinematography
飯田 信夫/Nobuo Iida 音楽/Music
松井 翠声/Suisei Matsui ナレーション/Narration
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