案内役はイギリスの自然番組プロデューサーのデビッド・アッテンボロー。費やした年月・3年間、旅した距離・41万キロ、訪れた国・5大陸42ヶ国を超える驚異の映像は、48人もの世界トップクラスのカメラマンにより撮影され、フィルムの長さは321.1キロにも及ぶ。超スローモーションを駆使し、鳥たちの複雑で不可解だった飛行の様子をわかりやすく紐解く。UVカメラ、高性能カメラの使用により、鳥たちの視点で世界を捉える。 鳥にとってさまざまな形態の木の実や植物の種子は非常に重要な食物である。消化されにくい葉や草は鳥にはあまり適した食物ではないため、消化できないものをすぐに体外に排出したり、太陽の熱を利用して消化を促し体を軽く保つ工夫をしている鳥もいる。さらに、道具を使って見事に昆虫を捕らえる鳥たちもいる。また、植物や他の動物たちと鳥との協力関係もあり、植物は蜜や木の実を与える代わりに鳥たちに花粉や種子を運んでもらい、他の動物の体で暮らす鳥は、動物の体についた寄生虫を食べることでお互いの利益になっているのである。本編では食生活から鳥の生態に迫る。