大きな手に連れ去られ、錠前工場で働かされることになった少年。ふとしたはずみで指を切り落とし、脱出を試みますが、邪悪な鍵のかけらに追い回されます。逃亡の途中、気を失った彼は、母親や友達のことを思い出しますが、過酷な労働は彼の体をむしばんでいきます。 世界中の18歳未満の子供たちの権利を保護するために、1989年に国連が満場一致で採択した「子供の権利条約」。この作品はその条約の精神と内容をテーマとしてNFBで制作された｢ライト・フロム・ザ・ハート・シリーズ｣の中の1作です。第32条（経済的搾取・有害労働からの保護）をテーマに作られています。