賞味期限が切れたポテトサラダを食べた男が腹をこわしてトイレへと駆け込み、そこから彼は奇妙な迷宮世界「個人都市」へと迷い込んでいく……。 映像作家の黒坂圭太が、実写映像を用いたピクシレーションやクレイ・アニメーション、マットペインティングなど様々な表現技法をごった煮にして描き出す、都市の孤独感を扱った不条理劇。1991年メルボルン国際映画祭や1992年ベルリン国際映画祭でも上映が行われた、黒坂の代表作のひとつである。

作品キーワード：便器，スチール・アニメーション，粘土アニメーション