映写機の原点となったマジック・ランタン（幻灯）を始まりとして、カナダのアニメーション作家ノーマン・マクラレンにまで至るアニメーションの歴史をたどる。残像現象を研究したジョセフ・プラトー、そして残像効果を利用した玩具フェナキスティスコープ（驚き盤）、ゾーイトロープ、エミール・レイノーが発明したプラキシノスコープなど映画前史の映像玩具が紹介される。またジョルジュ・メリエス、エミール・コール、ウィンザー・マッケイ、ポール・テリー、ウォルト・ディズニー、ジョン＆フェイス・ハブリー、ノーマン・マクラレンなどの映画作家、アニメ作家の作品を抜粋。ウィンザー・マッケイが絵を書くのに利用した手回し映写機ミュートスコープも登場する。 抜粋映像はジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」、エミール・コールの「ファンタスマゴリア」、ウィンザー・マッケイの「リトル・ニモ」、ウォルト・ディズニー製作の「骸骨の踊り」「三匹の子ぶた」「ミッキーマウス」「不思議の国のアリス」、ジョン・ハブリーの「FLAT HATTING」他。（本来カラー作品であるものも、モノクロで収録されています。）