イタリア・オペラの伝統にのっとりながらも常に斬新な技法を取り入れ、音楽と劇とが見事に融合した数々の名作を残した後期ロマン派を代表するオペラ作家、プッチーニ。彼の代表作の一つ「西部の娘」は、インディアンの歌やアメリカ民謡を巧みに引用し、1850年代アメリカの西部劇をオペラ化した画期的な作品である。本作は、1992年4月に行なわれたレヴァイン指揮、メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団による演奏をライブ収録。大成功を収めた初演（1910年）が行なわれたメトロポリタン歌劇場で、ドミンゴ、ミルンズといった実力者たちの素晴らしい歌唱を堪能することが出来る。