1928年6月14日アルゼンチンのロサリオ市で長男として生まれたエルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナは、幼少の頃から喘息に悩まされていた。その影響もあってかゲバラは医大へ進む。卒業後は病院で働きながら時間を見つけては旅行をしていた彼は、1955年、運命を大きく変える人物と出会う。フィデル・カストロである。自由を愛したゲバラはカストロの思想に共感を抱き、カストロが計画するキューバへの遠征隊に参加することを決意し、生涯を革命家として送ることになる。しかしゲバラは良い父親でもあった。子ども達をこよなく愛し、どんなに多忙であっても時間をとり、子ども達との交流を深めた。本作はゲバラの親族や親友達の証言とゲバラの父が撮影した幼少時代の映像やテレビ演説などの貴重な映像を交えながら、チェ・ゲバラの生涯を綴ったドキュメンタリーである。