生まれたての子牛を盗んで家に連れ帰ったオオカミは、何も分からず甘える子牛のかわいさに、メロメロになってしまう。「早く食べよう」というキツネの言葉にも、「もう少し大きくなってから」とごまかす始末。子牛のためにミルクや干草を調達したり、掃除や洗濯に余念がない。そして食いしん坊の子牛を養うために、薪割りの仕事まで引き受けるようになってしまう。ところが、おこぼれを期待するキツネ、イノシシ、クマが、ついに子牛に襲い掛かろうとして…。 子牛の愛くるしさはオオカミを悩殺したのも納得のいくほど。母性本能に目覚めてしまった雄オオカミの姿を描いた楽しい人形アニメーション。

作品キーワード：パペット・アニメーション，ストップモーション