映像作家。処女作「Far from the explosive form of fruit」が高い評価を受け、翌年に天井桟敷館で個展を開催。以降、「オランダ人の写真」「プレパラート」など、映像をフレーム単位で構成する独自の映像世界を追及した作品を数々発表する。1980年代以降は自然の風景に視線を向け、詩的世界を展開。「影踏み」(1983)では、空が映り込んだ水面や人影など、風景の中に存在する影(映像)に焦点をあてた。その後、富士の裾野にて3年がかりで撮影した「星の巣」など、独自の視点で自然界を捉える作品を発表している。