ムルナウの≪四人の悪魔≫:ある失われた映画の記録
Murnau's Four Devils:Traces of a Lost Film / Murnau's Four Devils:Traces of a Lost Film
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無声映画末期の傑作『サンライズ』を監督したムルナウが、その次回作としてアメリカで制作したのは曲芸団を題材とした『四人の悪魔』(1928)である。しかしそのフィルムは現存していない。公開当時、『四人の悪魔』はムルナウの意図に反し、その悲劇的結末を快く思わなかった映画会社フォックスによって無断で改変させられた。さらにトーキー化の波に乗ったフォックスは、再公開時には再撮影を施して発声版を公開する。本作は、映画史家ジャネット・バーグストロームが、決定稿や字幕、宣伝用写真、美術監督のロベルト・ヘルルトの絵などの内部資料、そして当時の批評などをもとに、失われた『四人の悪魔』の全体像を復元・再構成した貴重な記録映画である。 (『四人の悪魔』のあらすじ……有名な空中曲芸師であった両親が曲芸中の事故で亡くなり、残された幼い兄弟・シャルルとアドルフはサーカス団に入団させられる。同じく孤児である2人の女の子・マリオンたちと共に厳しい稽古を受けながら、兄弟はサーカスで働き、青年へと成長していく。親代わりの老いた道化は、4人の孤児たちに空中ブランコの離れ業“四人の悪魔”の訓練を施す。パリのサーカス劇場で華々しく披露される“四人の悪魔”。しかしシャルルは公演を見に来ていた美しい貴婦人のとりことなり、次第に仕事への情熱を失っていく。シャルルに恋心を抱いていたマリオンは、何とか彼をサーカスに引き戻そうと試みるのだが…。)
作品キーワード:ピエロ
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ジャネット・バーグストローム/Janet Bergstrom 監督/Director
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