1937年、大学の同じクラスで学んだケイティとハベルは、それぞれまったく異なる人生を歩もうとしていた。ユダヤ人で熱情家のケイティは共産主義者として政治活動に明け暮れていたが、一方、育ちが良く容姿にも恵まれたハベルはそうした活動に興味を持たず、美女を連れて華やかな学校生活を送っていたのだ。しかしその後ケイティとハベルは、第二次世界大戦中のニューヨークで偶然再会して恋に落ち、結婚することになる。互いに愛し合い、ハリウッドで幸福な生活を送る二人。けれどもそうした日々は長く続かなかった。それぞれが持つ信条の違いは決して埋められたわけではなく、また、折しも「赤狩り」の猛威が二人の関係を引き裂こうと迫ってきていたのだ。 1930年代から50年代にかけての社会情勢を絡めながら、ある一組の男女の愛の行方を描いたラブ・ロマンス映画。第46回アカデミー賞・歌曲賞（バーブラ・ストライサンド、主題歌『追憶』）・作曲賞（マービン・ハムリッシュ）を受賞。

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