1963年10月31日、ハロウィンの夜。イリノイ州の小さな町ハドンフィールドで凄惨な殺人事件が起きた。マイヤーズ家の長女ジュディスを包丁で殺害したのはなんと6歳の弟マイケル。彼はあまりに幼く、責任能力がないものとされ精神病院に入れられることになった。そして15年が経ち、またハロウィンの前夜がやってきた。精神病院から裁判所へと向かう移送車に乗せられていたマイケルは、病院に到着した直後に柵を乗り越えて逃亡。当初からマイケルを危険視して警戒を続けてきた担当医のミールスは、彼を殺すことを決意するのだった。 その後のスプラッター映画に多大な影響を与えた、ジョン・カーペンターの出世作。物語設定を継承した続編やリメイクも数多く制作されている。作業つなぎを着てハロウィンマスクを被ったブギーマンことマイケル・マイヤーズは、「13日の金曜日」シリーズのジェイソンや「エルム街の悪夢」のフレディと並んで、世界で最も有名な映画界の殺人鬼のひとりである。