login

利用状況

イザイホー

イザイホー

Izaiho

ジャンル

Genre

ドキュメンタリー/Documentary,歴史・政治(ドキュメンタリー)
製作国

Country

日本/Japan
公開年

Release Date

1966
作品分数

Runtime

18 MIN
カラー

Color

Color + B&W
オリジナル音声

Language

日本語/Japanese
概要

Additional
Information

本作は、1966年に沖縄・久高山で行われた神事「イザイホー」を記録したドキュメンタリーである。 久高山はかつて琉球王国の聖地で、そこでは「男は海人(漁師)」「女は神人(神職者)」と伝えられてきた。イザイホーは、島で生まれ育った30〜41歳までの既婚女性(ナンチュ)が「神女」になるために執り行う神事であり、12年に一度、丑年の旧暦11月15日から4日間行われる。ナンチュたちは、祭礼のひと月前に御嶽(ウタキ)と呼ばれる場所に行き、神々から霊力(セジ)を授かる。そして11月15日より、夕神遊びや髪垂れ遊び(カシラタレ遊び)などの儀式を通して、男兄弟を守護する「姉妹神」(オナリ神)、家や村の繁栄を願う「神女」へと生まれ変わり、島の祭祀集団に参加する資格を得るのである。 イザイホーは、沖縄で行われる祭りのなかでもとりわけ重要視され、民俗学者などのあいだでも高い関心を集めていたが、島の過疎化などが原因で、1978年以降は一度も行われていない。1966年に撮影された本作は、それまで島の人びとだけの秘祭であったイザイホーを初めて映像化した非常に貴重な記録であると言えるだろう(なお1978年のイザイホーについては、島民の協力もあり、ドキュメンタリー映画や写真集、書籍など多くの記録が残されている)。

作品キーワード:来訪神信仰,映像人類学

スタッフ

Staff

北村 皆雄/Minao Kitamura 監督/Director

北村 皆雄/Minao Kitamura 脚本/Screenplay

北村 皆雄/Minao Kitamura 構成/Constitution

北村 皆雄/Minao Kitamura 制作/Studio

市川 雅啓/Masahiro Ichikawa 撮影/Cinematography

北林 谷栄/Tanie Kitabayashi ナレーション/Narration

この作品が収録されている資料

MATERIALS CONTAINING TITLE