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利用状況

生年月日

Date of Birth

1931/04/01
没年月日

Date of Death

2008/09/30
出身地

Birth Place

日本/Japan
経歴

Biography

病理学者の父・吉田冨三のもとに生まれる。東京大学文学部西洋哲学科卒業後、1953年にNHKへ入社。ディレクターとしてドキュメンタリー、ドラマなどを制作。当時は59年の皇太子ご結婚パレード中継を境にテレビが一般家庭に劇的に普及した時期で「テレビ・ドキュメンタリー」というジャンルが生まれたばかりであった。演出を担当した『日本の素顔』は「社会派ドキュメンタリー」というジャンルを確立し、ヤクザの賭博を再現した『日本の素顔・日本人と次郎長』など斬新な演出が話題になった。 『現代の記録・TOKYO』では、母親を探す実在の女性を描くことで現代の東京という街をその背後に浮かび上がらせようと試みたが、番組放映後に再会した彼女の母は娘のお金を持って再び姿を消してしまった。この出来事をきっかけに吉田氏はドキュメンタリーの在り方について思い悩み、後にドラマ部へと移籍。そこで大河ドラマの『太閤記』『源義経』『樅ノ木は残った』などの演出を手がけ、歴史ドラマでも劇中に現在の風景を挿入したり、水中撮影を行うなど新たな表現方法を模索し続けた。映像に関する著書も多く、生涯をかけてテレビの映像表現の可能性を追求した。NHK退職後は武蔵野美術大学映像学科の設立に尽力し、映像教育に従事した。

DVD・VHS・FILM etc.

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