学生の時から、いくつもの短編小説を発表する。1965年、E.ゴレスタン監督の作品で助監督を務め、映画のキャリアをスタートさせる。その後、テレビ用のドキュメンタリーや、中編劇映画を監督。この作品は様々な映画祭で数々の賞を受賞し、国際的に認められるきっかけとなる。1970年には、初の長編劇映画「PEACE IN THE PRESENCE OF OTHERS」を監督するが、検閲にひっかかり、3年間の上映禁止処分を受けてしまう。小説やテレビの世界でも活躍する。イスラム革命後は、映画業界から距離を置き、大学などで教鞭をとって、映画人の育成に尽力。1987年、久々に監督した「CAPTAIN KHORSHID」は、ロカルノ国際映画祭で銅豹賞を受賞。1999年、約10年間の沈黙を破り監督した「キシュ島の物語」の一編「ギリシャ船」は、その健在ぶりをアピールした。