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1995年、“地下鉄サリン事件”が起こってから半年が過ぎ、マスコミのオウム真理教(現アーレフ)報道が過熱していた頃、当時テレビディレクターであった森達也監督は、教団の広報担当者・荒木浩を被写体としたオウム真理教についてのドキュメンタリー番組の企画を立ち上げた。翌年の3月に撮影は始まるが、オウムを絶対的な悪として描くことを強要する制作会社サイドと衝突し、以降自主制作映画として撮影は進行した。1997年4月までの約1年間、オウム施設内部に視点を置きながら社会とオウム、双方を撮り続け、素材テープは136時間にも及んだ。 “なぜ事件が起きたのか?”という過去形の疑問ではなく“なぜ事件が起きたのに今も信者であり続けることができるのか?”という現在進行形の疑問を抱いて撮影された映像を直視すると、この疑問が目指すベクトルはオウムの“中”ではなく、オウムの“外”、即ち“日本人総体のメンタリティ”にその解答があることに気付く。この作品を見るなかで、疑問符を突きつけられるのはオウムではなくテレビの前にいた私達である。
作品キーワード:宗教,メディア,報道,記者,共同体,サティアン
Staff
森 達也/Tatsuya Mori 監督/Director
森 達也/Tatsuya Mori 撮影/Cinematography
森 達也/Tatsuya Mori 編集/Film Editing
安岡 卓治/Takaharu Yasuoka 編集/Film Editing
安岡 卓治/Takaharu Yasuoka 製作/Producer
安岡 卓治/Takaharu Yasuoka 撮影/Cinematography
吉田 啓/Kei Yoshida 編集/Film Editing(助手)
パク・ポー/Poe Pak 音楽/Music
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